Scribble at 2024-10-23 08:16:42 Last modified: 2024-10-23 08:20:07
【北京=山下福太郎】台湾の半導体受託製造大手「力晶積成電子製造」(PSMC)の黄崇仁会長ら幹部は22日の決算記者会見で、宮城県 大衡村おおひらむら の半導体工場の建設計画から撤退したことについて「建設・運営コストが台湾よりもはるかに高く、事業の実現が不可能と判断した」と説明した。
これって、NHK とかが何度か報じていた話題だ。なんだか景気のいい話をしていた様子だったけど、実際には円安で日本がかつての中国や韓国のような下請け国家になりつつあるのかという印象も受けた。僕は、さほど良い話題だとも思っていなかったから、コストがかかるから撤退すると言われても、別になんとも思わないね。企業としては当然のことだろう。どちらかと言えば、僕はこの一件は「台湾=親日」という馬鹿げた幻想を抱いている連中に冷水を浴びせる良い効果の一つとして歓迎したい。
そもそも日本の経済特区に指定されていて台湾からも近い沖縄じゃなくて、なんで宮城なんかに作るんだろうと思ってたくらいだ。要するに、国内の企業ですら誘致するのが難しいから、海外の企業が興味ももつくらいの好条件で引っ張ったのだろう。いまどき「企業城下町として雇用と税収で食っていこう」なんていう奴隷根性が残っているなんて酷い話でもある。しかも、国内では対処できない海外の事情で撤退するリスクがいくらでもある外資を引っ張るわけだから、それが初手からリスクとして顕在化したというだけのことだ。劇的な事例で確かにインパクトはあるが、最初から想定しておくべきことでもあろう。