Scribble at 2026-07-30 11:07:16 Last modified: unmodified

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AI’s top startups are barely publishing their research

研究状況や研究方法あるいは研究環境などを調べる「メタ研究」というのがあって、これのおかげで STAP ねーちゃんのインチキも確かめられたわけである。で、上で紹介しているメタ研究の成果は、「AI ユニコーン企業の半数以上は、科学研究としての論文発表をほとんどしていない」というものだ。

317社の AI ユニコーン企業を調査したところ、半数以上が一度も主要著者として論文を発表していない。全体として、2025年の AI に関する論文のうち、ユニコーン企業が関与したのは1000本に1本程度だったという。この理由や事情として、まず AI 企業は技術の公開による利益が小さいという事実がある。Google の社員が発表してエポック・メイキングとなった Transformer 論文("Attention Is All You Need", 2017)は決定的な実績となったが、収益化につながっているわけではない。それゆえか、既にこの論文を書いた Google の社員は、既に全員が Google を退職していて、その一人は東京にある SAKANA AI の共同起業家である。そして、スタートアップはスピード重視であり、査読に時間をかけるよりもブログや技術リポートで発表する "blogification" が主流だ。しかし、そういう文章やリポートは特許による保護が弱く、公開すると競合に模倣されやすい。更に、AI 関連の学術論文では、引用の 90 % 以上が上位 5 % の企業に集中しており、特に OpenAI が全体の約 40 % の引用を占めている。よって、大企業でも論文を書くのはごく少数の研究者に偏っているという。これに対して、中国の AI 企業はオープンソース戦略を採用していて、論文の公開数も多い。なので、応用分野では中国企業や中国の研究者が発表した論文を利用しているケースが多い。

実際、arXiv で論文を見ていても、圧倒的に中国の研究者が多いんだよね。もちろん、企業の研究者はエンジニアは学問をやっているわけではなく、あくまでも業務として研究したり開発に従事しているわけなので、公表したり共有する意味がなければやらないのは当たり前だ。なので、これらの人々が「プロパー」と呼ぶのはよくても、「科学者」と呼ぶのはどうかという気がしなくもない。もちろん、科学者だからといって世のため人のために働き、成果を公表しなくてはいけないなんて義務や責任はないわけだが、少なくとも大学教員であれば公的な地位であり、それなりに社会的な責任は問われよう。

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