Scribble at 2023-07-06 19:37:51 Last modified: 2023-07-06 20:55:22

"sustainable" というキーワードは大流行しているけれど、これを自分自身の生活指針とかライフ・スタイルのようなものに当てはめてみるというアイデアは、そう多くない。マスコミ向けの「仕掛け」などと称するパフォーマンスの類いならいくらでもあるが、そんなものは皮肉にも sustainable という概念からはほど遠い、広告代理店的(あるい民放的)な一過性の打ち上げ花火にすぎまい。

大学で何十年にわたって教鞭をとり、見ず知らずの家庭の子供から大人まで含めて色々な人々を学術研究の鳥羽口まで案内する方々であれば、自分自身が読んできた著作物として勧められるものを紹介する機会もあろう。というか日本の人文系大学教員の大半は購読授業がメインなので、皮肉にもそれしかやってないとすら言いうる。しかしそうであれば、毎年のように出てくるクズみたいな本を並べて「今年のベストなんとか」なんてくだらないことをやってないで、20年間の教員生活を通して20年が経過しても変わらず勧められる本の一覧を掲げて、そして毎年のように更新すべきかどうかを吟味した過程をレポートしてもよいだろう。そういうことの積み重ねが学生にも信頼感を与えると思う。

かたや、5年や10年ほど哲学の本を乱読したていどの成金読書家が「新進気鋭の思想家」として出版したていどのマーケティング優先のガラクタなんて、それがどれほどセンセーショナルなフレーズを掲げたり、あるいは都内の軟弱左翼少年が大好きな「優しさ」を訴えたり、あるいは都内の傲慢なリバタリアン小僧が大好きな威勢のいい自己責任論を訴えていようと、どのみち3年もたたないうちに BOOK OFF で投げ売りされているのが落ちである。

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