Scribble at 2026-07-10 07:35:58 Last modified: unmodified

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Chatto Self-Hosting Documentation

セルフ・ホスティングのチャット・システムだ。開発者は EU 圏の人物らしく、パーソナル・データの保護を優先して開発しているという。もちろん、素晴らしいツールだと思うし、僕も Google Keep にテキスト・データをせっせと貯め込むのを再考しているところであるから、なおさら興味をもつのだけれど、しかしやはり幾つかの不安はある。

やはりエンジニアとして単独の環境でシステムを運用するからには、自力でメンテナンスできることが望ましい。Chatto は Go と TypeScript という GAFAM が開発の動向を左右しかねない処理系を採用しており、大企業というものはプロジェクトを簡単に切り捨ててしまうので、処理系としての継続性に疑問はある。そもそも、僕はなんだかんだ言いながらも JavaScript をコア・レベルでもプレゼンテーションのレベルでも(それこそ DynamicHTML の時代から)使ってきた JavaScript コーディングの実務家の一人でもあるから(とはいえ "Unobtrusive JavaScript" の支持者かというと疑問はあるが)、TypeScript の採用に反対したいわけではない。いまのところ、僕自身が TypeScript を学習したくないという理由が大きいし、仮に学習するべき事情ができたとしても、他に学ぶべき処理系があるように思うので優先順位として低くなる。ということで、自分でメンテナンスできそうにないツールを、チャットのようにふだんの生活で頻繁に利用する重要な用途に導入することには、やはり躊躇してしまう。なんだかんだ言っても、他人がプロダクトとして運用している Google Keep の方が堅実に思えるのだ。

ただ、もうサービスが開始されて10年以上にもなるが、広告を始めとする直接の収益に結びついていない現状が続くとは思えない。プライベートな情報も格納されるサービス上にすら広告を表示するかどうかは分からないが、最低でも保存されているテキストを AI の学習に利用するといった「貢献」はしないと、サービスの存続について「指先株主」やマーケティング野郎といった人々が文句を言い始めるのは必至だろう。

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