Scribble at 2023-06-10 09:09:00 Last modified: 2023-06-10 17:40:53

昨日は出社日であった。いつも15時でいったん仕事を切り上げて休憩に入り、16時でフレックス・タイムのコア・タイムが終わるため、退出するという体裁にしている。もちろん、特に問題のあることでもないし、ましてやサボタージュではない。自宅に何分で戻ろうと、仕事は自宅で再開するからだ。そして僕は部門長であり、フレックス・タイムに加えて裁量労働制にもなっているので、もともと「定時」はない(はずだが、実情としてはそうでもなかったりするのが中小企業の限界か)。そういうことで、仕事をする時間の割り当ては自由度が高くて助かる。帰宅するときは、途中で書店に立ち寄ることも多い。昨日は連れ合いと待ち合わせして、堂島アヴァンザのジュンク堂に立ち寄った。

さて、そこで幾つかの分野の棚を眺めていると、統計学や確率論の棚では、相変わらず因果推論の本が次々と出ている。そして、帰宅してアマゾンで「因果」と検索してみたら、朝倉書店から幾つかの著作が翻訳される予定にもなっている。統計的因果推論という話題についてだけだが、なかなか熱心に出版が続いているようだ。でも、出版の傾向としてもっと他の分野も合わせて眺めてみると、実際には大したことないという印象を得た。特にビジネス本では、「因果の法則」なーんて言ってるクズどもの本ばかりで、ビジネスに統計や確率を有効に活用するなんていう、実は経営システムとか意思決定論の延長に過ぎないのだが、そういう本は殆ど出ていなかったりするのだ。哲学でも、いくらか概説の翻訳は出ていたけれど、しょせん概説止まりである。そのほか、医療診断や一部の政策過程論などでも因果推論を取り入れた著作は出ているけれど、これはこれで原理原則はそっちのけのテクニカルな議論ばかりで、あまり応用事例としても読む気がしない。

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