Scribble at 2026-08-25 13:45:19 Last modified: unmodified
久しぶりに1,000を超える upvote を集めていた話題なのだけど、当のブログ記事にリンクするだけではなく、Wayback Machine にもリンクしていたので、何か妙なことを最初は記事に書いていたんだろうか。記事の内容は、或るセキュリティ・エンジニアが AI エージェントを活用して、身の回りのパソコン周辺機器をリバース・エンジニアリングすることで脆弱性を調査した記録となっている。その結果、AI エージェントを利用して自宅の機器を制御できるようになるという「自由」を手にするチャンスもあるわけだが、それは別の脈絡に置き換えると、社内で同僚のパソコンを監視したり通信内容を盗み見できるようになることでもあり、自宅で妻や夫や子供の通信内容を傍受できることでもある。つい数年前までは国家のインテリジェント機関や警察・検察などがやっていたことを、いまでは小学生でも可能になり、しかも「優秀な」という但し書きを付ける必要すらなくなって、AI に何かを頼むだけで実行させられるようになってしまっているのかもしれない。
周辺機器を自分の自由でコントロールしたいという欲求は、たとえば Hacker News のスレッドでは「ピクセル・クリーニングの抑制」という話題として取り上げられている。パソコンのモニターに採用されている有機 EL パネルは、画素ごとに発光素子が劣化するという性質がある。そのため、長時間にわたって同じ UI(タスク・バー、ウィンドウ、ゲームの HUD など)を表示していると特定の画素だけ暗くなって焼き付きが発生する恐れがある。なので、そういうモニターは定期的に画面が真っ暗になったりするのだけれど、ユーザに前もって何の警告もなく画面を暗くするので、UX としてどうなんだという話が昔からあるのだ。そういや、僕の使っているモニターも急に真っ暗になることがあるので、もしかすると「ピクセル・クリーニング」なのかもしれない。