Scribble at 2025-03-11 11:59:32 Last modified: 2025-03-12 18:23:38

いま運用しているサーバでは、Kusanagi という WordPress 専用の OS を使っているのだが、1年ほどの運用を続けてきて、どうも MariaDB のメモリ消費が大きくなっていて困っている。いまのところサーバの動作に影響があるほどのことでもないが、それでも ps コマンドで確認してみると 40 % くらいのメモリを咥えたままの犬が寝そべっているような状態となっており、たまにメモリの使用率が 80 % を超えたなどと Mackerel からアラートを飛ばしてくることがある。

ちなみにサーバのスペックは、さくらのクラウドで "2Core-4GB" のプランでインスタンスを建てている。ご承知のように、年間でも4万円ていどの基本使用料にしかならない安物だ。詳しくは書かないが、地方自治体のサイトであるため、正直なところ予算なんてない。僕のメンテナンス費用すらロクにとれないわけで、いつものことだが自治体や官公庁の案件は、ゼネコンやアクセンチュアが扱っているような規模の血税をゴミ箱へ捨てるような案件での受注額を例外として、たいていは無償報酬で巨大な責任ばかり押し付けられるカスみたいな仕事である。

ウェブの会社をやろうと思っている人に老婆心で書いておくと、よく実績作りとして自治体の案件に携わることがあると思うが、そんなことを駆け出しの頃にやるからこそ初手に失敗して将来の事業継続性がなくなってしまうのだ。経営にかかわる主な悪影響としては、次のようなものがある。

第一に下請け根性が染み付いてしまうということ。金を出す側は常に下請けや受注側の「責任感」や「矜持」や「プライド」のために客をどう扱うかを問うてくる。しかし、これは実は不当な関係でなされる問いかけであり、本来は発注側にも一定の責任や義務があることを、ちゃんと労働関係の法律や商法を学んでおくべきである。役人や官僚なんて、せいぜいマシな方でも東大の学卒ていどの未熟者ばっかりなんだから、労働関係の法律なんて厚労省の官僚でも勉強してないし、そもそも彼ら自身がブラック労働をやっているので、他人の労働環境など口先以外では興味ないのである。

第二に、社員を滅私奉公させるサイコパスしか成功しないという思考に陥って、何でもかんでも「必要悪」だの「経営者は嫌われ役」だのという思い込みで済ませるようになること。どれほど後ろめたさを個人的に感じていようと、経営者は従業員それぞれの生活や事情を考慮して経営判断してはいけない。これはもちろん正しいが、だからといって人としての一線を超えるリバタリアンやサイコパスしか生き残れないということでは、何らかの別の野心をもっていたり、馬鹿しか集まってこないような業界になる。都内のベンチャーなんて、そういう資金回しがうまい連中しかいない印象があるよね。ホリエモンの番組とかに集まってくる連中とか見てると、どれほど経営やビジネスについて偉そうなことを語っていようと、「おまえ元々は大企業のコマで伝手があっただけだろ? 名刺で仕事してたようなやつが、シリアル起業家とか、舐めんなよ」って思う。そういう、人間関係のラッキーだけでゴミみたいな事業で上場したようなチンピラどもに経営を語らせているようでは、東京なんてしょせんは金を幾ら儲けていようと大半の人の生活とは関係のない数字を弄くって生きているような連中にすぎない。定義にもよるが、こういうデタラメな情報ブローカーやシリアル起業家というのも「反社会的」と言っていいのではないか。ていうか、東京のベンチャーなんて、反社の空注文で偽の売上を積み上げて上場しただけの詐欺師ばっかじゃん。

そして第三に、明日の飯だけ食えたらいいという破滅的な将来設計の若者ばかり集まって滞留する、いわば「掃き溜め業界」になってしまうことだ。かつて、「死ぬまでコーディングしていたい」などとブログでポエムを書きながら、実際にはサイボウズ・ラボで高給取りだったインチキ OpenID 技術者のセリフを真に受けて、同じような調子でウェブ制作会社に入ってはいけない。

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