Scribble at 2023-07-23 17:05:26 Last modified: 2023-07-24 22:56:01
久しぶりに ATOK をサブスクで使い始めたのだが、「ある」という文字をなんでもかんでも脈絡や品詞の区別なく「或る」と変換するのはなぜだろう。ジャストシステムの顧問をやってる「分析哲学者」は何をしてるのか。この30年くらい、IME の不愉快なパフォーマンスのせいで、まさに「思考を妨げ」られる日々だ。いっそローマ字だけ、ひらがなだけ、あるいは英語だけでコンピュータを使おうかと思うくらい、IME の開発は全く進展がないと思う。僕が記憶している限りでは、30年前に富士通の OASYS という業務用のワープロ(父親が事業用に購入したものだが、プリンタと一式で300万円くらいした)を使っていた頃の変換効率と殆ど変わらないか、寧ろ OASYS の IME の方が優れていたような気もする。実際、当時のワープロのオペレータというのは最低でも分速で200文字くらいを入力しないと食べていけなかったわけだが、いまの ATOK や MS-IME を使っている実感では、こんな誤変換率では仕事にならない。
30年にわたって殆ど性能の改善が見られないのに、次々とアップデートを繰り返しては、日本を代表する IME などと言っているのだから、これほど日本語を運用して生きている人々を愚弄する無能さはなかろう。エンジニアの一人として、こういうインチキには耐えがたいものを感じる。
すると、おそらく読んでおられる何人かは「おまえが30年にわたって ATOK に最適化する人間に変化しなかったのが悪い」とかなんとか言いそうだが、なんで人間様がコンピュータのアルゴリズムごときに最適化して認知機能を退化させる必要があろうか。僕は「デジタル・ネイティブ」のような機械人間とは違う(というか、デジタル・ネイティブと呼ばれている若造ってサルのようにゲームのガチャを回したりするような「ビジネスモデルやエコシステムの部品」というのが実態なのだが)。