Scribble at 2022-11-25 19:29:46 Last modified: 2022-11-25 19:50:45
日本科学哲学会第55回(2022年度)大会 サテライトイベントのご案内
日本科学哲学会の年次大会は名古屋大学で開催されるとのことである。そのサテライト・イベントとして三つのセッションが予定されていて、タイトルだけを並べると、僕が普段から当サイトで主張している内容への当てつけのような気がしないでもないが、それはもちろん自意識過剰というものであろう。
なんにせよ、「哲学をやっていると、色々なところで論理や集合、さらには位相・群・圏などの数学的知識が必要になってくる」といった、或る意味ではプラトンから始まる伝統的な理解と言えなくもないが、しかし或る意味では(科学哲学を専攻する人間から言っても)何か酷く偏った理解にも思える前提で、どうすれば哲学者のための数学というアイデアが成立するのかという話をするらしい。僕には強い違和感のある前提だが、まだ哲学のための数学などと愚かなことを口走らないだけマシだと思いたい。