Scribble at 2024-04-18 14:44:54 Last modified: 2024-04-18 14:46:45

実は、もう何年くらい経つのだろうか、僕の前歯は二本とも差し歯なのだけれど、同時に作ったわけではないので隙間がある。そして、その隙間が単なる隙間というだけではなく、なにか歯として欠けているような感触がある。舌を隙間に当てて弄ぶことが多いのだけれど、舌で前歯同士の隙間を弄ぶたびに、なんだか歯が欠けているような、あるいは隙間の中に欠けた歯の一部が挟まっているのではないかという、妙な不安を感じたりして、それこそ毎日のように 0.5 秒くらい気にするという日々が続いている。

おそらく、現象学の身体論とはこのようなことを研究する厳密な学なのだろう。代わりに誰か岩波新書かちくま新書で議論してくれないものかね。『日々の哲学 ― 歯の隙間について』とか。

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