Scribble at 2024-03-26 16:17:41 Last modified: 2024-04-01 08:05:16

実は、毎年のことなのに、『科学哲学』がいつ発送されてくるのか覚えていない。さきほど 56-2 号をいただいたのだけれど、3月だっけ。この落書きのログでも確認したほうがいいのかもしれないが、さほどそんな事実に興味はない。

さて、表紙を眺めると奇妙な印象を受ける。「特集『コミュニケーションメディアと哲学』」という、あまり見聞きしないフレーズがあり(「コミュニケーションメディア」とは)、そして依頼論文が1本だけ掲載されている。論文が1本で特集とは、これまた妙な話だ。テレビや新聞の広告を眺めている人たちは、わざわざページをめくったり端に小さく記載されている注釈などを探して、正確な事の次第を知ろうとしたりはしない。端的に「なんだこれ?」で終わりである。それが、コミュニケーションというものの多くにおいて生じる現実であると冷徹に弁えることも、コミュニケーションだメディアだと論じる際には必要であろう。

それに、その依頼論文は読んでないけど、そもそもタイトルの副題が「III」とか書かれていて、僕はこういうのは最初から相手にしないことにしている。なぜなら、「I」と「II」を読まないと意味がない論文なのかどうかを、「III」を読んでみることで判断しようと試みること自体が時間の浪費だからだ。

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