Scribble at 2026-02-20 09:41:27 Last modified: 2026-02-20 11:36:56

「プロパー」と言っても、これは分野によって構成が違っている。ご承知のように、理数系だとプロパーの多くは企業の研究職であって、実数は分からないが大学の研究者よりも多いのかもしれない。これに対して、これまたよくご承知のとおり、たとえば科学哲学のプロパーと言った場合に、もちろん僕らのように自称しているだけのアマチュアなんていうカスみたいなのは無視してもらって結構だが、その殆どが大学の教員であろう。もしかすると、semantic web だ、singularity だ、object-oriented ontology だといった与太話が流行していた頃には、インチキなベンチャーとかに「哲学担当外部役員」とか「哲学担当顧問」とかがいたのかもしれない。実際、経営コンサルの代わりにクリシン担当の哲学顧問とかがいた会社はあったよねぇ・・・その後はどうなったのか知らんけど。ああ、Google には、まだフロリディとかいるだろうし。あの人達って、「最前線の若手哲学者」と呼ばれてからでも既に20年ほどが経過してるけど、ぜんぜんインサイトフルな本を書いてないじゃん。Google の AI でスケベ画像でも作って暇潰ししてるのかね。

それはそうと、さきほど報道で留学生をやたらと簡単に入学させては、授業料を払う能力や日本語の運用能力をまるで検査していない大学が増えていて、あれが不法滞在のルートにもなってるんだろうという話だ。困ったことではある。当然だが、日本の若者は数が減っていて、そのうち全入・無試験ですら奪い合いになる。そうなると、インチキ留学生を増やしたところで、こちらも数に限りはあるのだから、多くの大学が閉鎖に追い込まれるのは明らかであろう。すると、もちろん「学者」と呼ばれている人々も露頭に迷うわけだ。申し訳ないが、哲学の教員は教養課程での潰しが利くとは言え、そんな教養課程に何人もいたってしょうがないわけなので、あぶれた人々は順番待ちとなろう。日本の労働人口に占める現在の比率として、プライベート・セクター(大学もそれに近いが)を含めたら75人に1人が「プロパー」と言える状況が、どういう基準にせよ妥当あるいは適切、もっと簡単に言って「よい」のかどうかは知らないが、少なくとも人口動態や経済状況によって変わることは確かだ。こんなことにベキ論を言ってもしょうがない。

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