Scribble at 2025-10-26 13:44:27 Last modified: 2025-10-26 14:16:48
ベンチャー企業の実態については、それこそ組織ごとに色々と事情があるのだろうけど、少なくとも僕が思っている限りで言えば、かなり構成員の自主性なり責任が期待されていると思うんだよね。だからこそ BYOD なんかも当たり前のように容認されているわけで、逆に言えばコンピュータのメンテナンスなんて、テメーでなんとかするのがベンチャーの社員だろうと思うんだよ。素人がネット・ベンチャーや IT ベンチャーの社員をやってるのは、だいたいにおいて傍迷惑だとしか言いようがない。
なので、弊社では全ての業務用パソコンを、選定から資産調達、初期セットアップだ修理だ廃棄処分だと、ぜんぶ俺がやってるわけだけど、そろそろ20年も素人の集団がネット・ベンチャーを名乗ってることにウンザリさせられている。凡人がコンピュータ・サイエンスや Windows の運用に興味を持ったり勉強するなんて期待してないけど、せめて自分が使ってる仕事の道具くらい、自分でなんとかしろよって思うんだよね。上場企業の情シスじゃあるまいし、面倒なんていつまでも見ていられるかって思う。
たとえば、ノート・パソコンが故障すると、僕が次のマシンを選定して稟議を通して発注し、セットアップして当人に渡す・・・スキルがどうとか言う以前に、企業の部長がやる仕事じゃないだろうって思う。いちおう単価スケールでは IT アーキテクト級の1人日で8万円という見積もりを電通とかに出してる人材なんで、雑用は単純に会社のケーパビリティの無駄遣いだと言える(もちろん、だからといって代わりに続々と仕事を引き受けているわけでもないから、こうやって雑用でもやってるわけだが)。
僕が思うに、ベンチャー企業の社員だったら、マシンが故障したら、まず自分で買いに行けよって思うんだよね。んで、後から経費精算すりゃいいじゃん。貯金が2万円しかありませんとか、クレジット・カードを作れませんとか、そういう事情があれば仕方ないかもしれないが、余裕があるなら、パソコンが故障して使えないというなら時間との勝負になるだろうし、まず自分で買えよって思うんだよ。営業のくせに30万円の MacBook Pro を買ったら、そら経費精算で問題になるだろうけど、素人や凡人にハイスペックなマシンを選ぶインセンティブなんてないんだから、あまり心配しなくてもいいと思うんだよね。