Scribble at 2024-10-29 08:08:03 Last modified: unmodified
そもそも個人の手には負えないリソースの量があるという事実を前提にすれば、こういう「面白そうな文書がある」という紹介にも一定の価値があって、それゆえ検索エンジンに AI が搭載されて、僕が面白そうだと感じるかもしれない論文を検索したり紹介できるようになるとしても、こういうサイトの価値は残るだろうと思う。
自分が専門としている分野の場合なら、或るテーマについて議論するときに読んでおくべき論説や著作物を一定の水準で揃えておくことは、プロパーだろうとアマチュアだろうと「学術」に携わっている限りは必要条件であろう。しかし、「それ以外」と考えられる分野については、どこまで調べたり知っておくべきかは、もちろん議論の目的が要求する質に応じて変わるだろう。いくらでも予備知識を蓄える必要があるとも限らないし、その時間は生物の個体である以上は絶対に限りがあるからだ。すると、関連するテーマについての情報を得るには、こうやってたまたま目にする機会も有効だろう。こういうことは AI がどうこうできるものではないのだから、なおさらだ。