Scribble at 2024-08-08 11:13:49 Last modified: unmodified

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A primer on the current state of longevity research

僕が LESSWRONG などの、いわゆるシンギュラリティ系のサイトを眺めいてる限りでも、雑感としては同じ印象を受けている。

要するに何も成果がない、ということだ。

一部では、サプリメントのようなものが流行しているようだし、実際に哲学プロパーでも三浦俊彦氏がサプリメント・フリークであることは有名だ。なんでも一日に数十種類のサプリメントを服用していると聞くが、それでは逆に寿命を縮めるリスクが高まるのではないかと心配するほどだ(実際、僕は以前に小林製薬が運営する「暮らしのヒントお知らせ隊」というサイトの主任開発者をやっていたこともあるのだが、小林製薬の事例でも分かるようにサプリメントを売りつける連中の製造工程管理なんて怪しいものだ。なんであれがロハス系の「自然」療法や「代替」医療のようなインチキと共に違法行為とされないのか、不思議なくらいである。自分たちでは「これは医薬品ではなくラムネだ」と言い張ってるからか?)。

ともかく、そもそも生物学的にも生命科学としても「寿命」とは何であるかが分かってもいないのに、それを伸ばすと言われても意味不明である。もちろん、常識的には僕らがアニメの登場人物で言えばフリーレンや暴風竜ヴェルドラみたいに何千年と生きているような状況を思い浮かべるのであろうが、それはアニメの中だけの話にしてもらいたいものだ。そもそも、寿命がなんであれ、それを「伸ばす」なんてことが生物学的に意味をなすのかどうかすら怪しい。それは、実質的に細胞を癌化させることと同じではないのか。

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