2018年12月13日 に初出の投稿

Last modified: 2018-12-13 11:05:46

Google Keep に、別の備忘録サービスで残していた「サイトで取り上げたいテーマ」というのを登録しなおした。その時に改めて見直してみたのだが、やはり最初にメモとして書いた頃(たぶん3年くらい前なので、それほど年数は経っていないが)から変わっていない。

・栄養学と生理学の科学哲学(疑似科学と未熟な科学の区別は悪意の有無とは限らない)

・土木工学・土壌学の科学哲学

・計測と測量と単位と尺度の科学哲学

もちろんプロパーはご承知のとおり、測量についてはパトリック・サップスの業績が際立っているが、しかし彼以外に誰が研究しているのかと言われると、はてさてということになる。いわんや日本では一人もいないだろう(と言われて困る人がいるなら、Twitter あるいは ask.fm などというウィルスの宝庫で自意識過剰な投稿を書く暇を使って業績を出すことだ)。パブリシティを狙うのであれば、ちょうど単位系で大きなイベントがあった本年に何かできたとは思うが、蓄積がなければ、なんとかカフェでもあるまいし、学生レベルの思い付きと「善意」だけで新しい研究分野や学会を国内にぶち上げるのは難しい。しかし期待はしたいので、僕が興味をもつ範囲で何かしたいとは思っている。ちなみに、検索するときに数学の測度論とコンテンツが混在することが多いのだが、かといって一方を無視すればいいかと言うと、両方の知識が必要な場合もあるから、取り扱いに注意を要する場合がある。

それから土木工学や土壌学は、モントゴメリーの『土の文明史』や、久馬一剛のテキストあるいは通俗書を読んで関心を持った分野だ。特定の業種や業界に密接なかかわりがあるため、それぞれの研究者が厳密かつ厳格に科学としてどこまでやっているのかは不明だが、フォーマルな科学哲学の議論を応用する分野の一つとして興味深い。そもそも、海外でも似たようなものだが、科学哲学のプロパーは「出身」の学科が数学と物理学(最近では進化論と認知科学を加えてもいい)に偏っている。これは、それらの分野で「哲学的」なことを書く人が多いせいでもあると思うが、僕の見識から言えば、物理学者や数学者が語る「哲学的」な話というものは、恐らく古生物学者だろうと麻酔科学者だろうと観光地理学者だろうと砂防学者だろうと語りうる。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook