2018年09月08日 に初出の投稿

Last modified: 2018-09-08 09:21:32

Twitter を使わなくなって暫く経つ。もちろん検索の結果として Twitter のカード単体とか Togetter のページが出てくることはあるから、ツイートを目にする機会はあるが、自分から何かを書くわけでもないからメディアとして利用することはなくなった。何度も言うが、Twitter のアカウントを消したのは最初からそうする予定があったからだ。実際、@philsci や @identifiable_me だけに限らず、完全に匿名で使っていたアカウントも含めて、合計で5つくらいのアカウントを削除した。

当然のことだが、こうすると Twitter しかプレゼンスのない人々の発言というものは視界から殆ど消えてしまう。気の毒だが矢田部さんにしても、それから威勢のいい発言を繰り返していたパースの若手研究者も、プレプリント・サーバや OUP のジャーナルの更新情報に名前が出てこない限り(つまり学者としての業績がない限り)、Ask.fm のようなウィルスが仕込まれているサービスに自意識過剰なコンテンツをどれほど積み上げていようと、この宇宙に存在しないも同然なのだ。もちろん、情報を得る手段が不十分であれば、その「宇宙」は僕の単なる「セカイ」に過ぎないわけだが、学術・技術関連の RSS を全部で 3,000 くらい購読している人間にまでそう言えるものなら、言えるだけのリソースを示してもらいたいものだ。

結局、瑣末で実は啓蒙としての効用や当人にとっての気晴らしになっているのかすら疑問が多いネットのサービスを使っていたところで、学者としてはあらゆる意味での浪費にしかならない。実際に、Twitter で学術的に有効と言いうる「議論」をしているプロパーなんて殆どいないし、それどころか有効な啓発をしている事例すらないのだ。そして、それは過渡的で未熟な状況だからこそ大目に見て、これからに期待できると言ってよいかと言えば、そんなことはぜんぜんない。既に Twitter はサービスを開始して10年になろうとしているのだ。SNS を活用するという課題を真面目に考える人がほぼいないという実情は、既に結果を物語っており、そしてそれは健全なことだと思う。それゆえ、気楽に使っていればいいし、そういうものとして僕も(学術的な価値はないからこそ)気楽に無視できるのだ。

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