2018年04月07日 に初出の投稿

Last modified: 2018-04-07 21:37:04

Amazon.co.jp で、セネカの『生の短さについて 他二篇』(岩波文庫)に最低の評価を付けたカスタマー・レビュー(本当に読んだ上で書いているなら、の話だが)に、哲学者としてプロパーの代わりに答えてやろうと思う。わざわざ他人がお前達のようなクズどもに人生の一部を使って応対してやるのだから、同じような負け惜しみの思考を垂れ流しているバカは、これから展開する議論を読んで反省するにせよ、読まずに再び知的負け犬の遠吠えを続けるにせよ、絶対にどうにもできない過去の時間の浪費を悔やんで死ぬとよい。

哲学に限らず、物事の道理や考え方を他人に教わるものではないと豪語する人々は、簡単に言えば何からも教わらずに考えたり判断するための基準を生み出したと言い張る錬金術師であるか、あるいは誰かの話や本を聞いたり読んで参考にしているにも関わらず、自分だけの力で自分の認知能力を向上させてきたと自己欺瞞に陥っている虚言癖であるかのどちらかなのだろう。どちらも厨二病に特有の愚かな自己肥大化や万能感の為せる技には違いなく、その辺にいる哲学者でもなんでもない、ごく普通の大人にすら頭を「ぺしっ」と叩かれて終わるような妄言でしかない。

ともあれ、自分ひとりだけで何事かを成し遂げた(たとえば Cambridge University で Ph.D を取った「ていどのこと」か、二十歳で5億円を稼いだとかなんとか情報商材サイトを作って荒稼ぎする「ていどのこと」)というなら、なにも他人に説いて回る必要などなかろう。なぜなら、そういう連中の言っている主張を正確に適用すれば、物事の道理や考え方を他人から教わるべきなのかどうかすら、「他人に教わることではない」のだから。

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